お刺身タンポポシリーズ第4弾!お刺身タンポポ職人が独立します!
僕自身は会社員なので色々調べたりもしましたが、間違っている箇所があってもご了承ください。
また、この記事は作者の独断と偏見と空想で書かれているネタ記事です。
お刺身タンポポシリーズ第4弾!今回はお刺身の上にタンポポを載せる職人が独立!のことを考えてみます。
【第1弾】お刺身の上にタンポポを載せる仕事で年収600万になれるか本気で考える
【第2弾】お刺身の上にタンポポを載せて生き残る方法を真面目に考える
👉【第4弾】お刺身の上にタンポポを載せる職人が独立!【一人親方】
※本来刺し身に載ってるのは菊ですが、タンポポとして進めます。
お刺身タンポポ職人の独立までのストーリー
今回の主役の独立する【しょうたろう君】の独立するまでの経緯です。
実在の人物とは関係ありません。
彼は大学に卒業後、就職出来ずにいました。
それなのに彼は就職活動もせずに1年間パチスロニートの状態で過ごしていたのです。
流石に家族の「働け圧力」に負けて近くの工場でアルバイトで働くことにした【しょうたろう君】。
その工場がお刺身の上にタンポポを載せる工場!いわゆるお刺身タンポポ工場なのです!
就職活動をしつつお刺身タンポポ工場で働くことになった【しょうたろう君】。
お刺身タンポポ工場での【しょうたろう君】の仕事はこの工場の主役「お刺身をタンポポに載せる仕事」です。
工場で働きつつ1年程頑張って就職活動をしましたが、就職できません。
お刺身タンポポ工場の社員が【しょうたろう君】を見て「うちの工場に就職するか?」と社員の【かつのりさん】が勧誘をしてくれました。
【しょうたろう君】は就職活動の疲れ、就職できない焦りから二つ返事で了承しました。
【しょうたろう君】は「お刺身をタンポポに載せる」才能があったのか彼は通常の人の倍近い速度で作業が出来るので社員になってからも「お刺身をタンポポに載せる仕事」をしつつ作業員のシフト調整やお刺身、タンポポの発注作業をするようになりました。
さて、社員になった【しょうたろう君】なのですが社員として3年、月給25万+賞与2ヶ月(年1回)=年収350万で雇われています。
手取りにすると「年収274万860円 = 月給19万5775円 = 賞与39万1550円」(2020/01/17調べ)
この時、27歳の【しょうたろう君】は「僕はこの工場で人の倍近く作業をこなしてるのに給料が上がらない。他の同級生やツイッターの話では同じ工場でももっと高額だったりするな…今はフリーランスになれば儲かるって話がある!よし独立しよう!」
彼は独立して稼ぐこと決意するのです!
社員に誘ってくれた【かつのりさん】は「君が辞めることは大変残念なことだ。だが君の人生、君のやりたいことを止める権利は僕にはない。応援してるよ!頑張ってね。」と送り出してくれたのです。
彼は今もパチスロが趣味で浪費してしまってろくに貯金がありません。
売上を計算(取らぬ狸の皮算用)
【しょうたろう君】は簡単な売上計算をしました。
勤めていた工場ではお刺身タンポポ1つ20円の単価(お刺身原価+タンポポ原価+20円)でした。
月100万を目指そうと「100万/20日/8h=1時間辺り312.5個作れば実現」という計算をしました。
1分辺り約5.2個作れば良い計算になります。
【しょうたろう君】は作業スピードが早かったため1分辺り10個ほど作れたので月200万稼げるんじゃないか!と考えました。
タンポポ工場を作ろう!
さて、実際に「お刺身タンポポ」を作るには、まずは「お刺身タンポポ」を作れる場所を確保しなければいけません。
【しょうたろう君】の自宅には「お刺身タンポポ」を作れるほどのスペースはありません。
「お刺身タンポポ」を作るだけのスペースなので郊外の空き工場を借りることにしました。
【しょうたろう君】はお刺身タンポポを作るために工場で使っていた「お刺身を流す機械」を手に入れようと考えました。
ですが、この機械「お刺身タンポポの工場のために作られたオーダーメイド品」そのため金額は1000万を超えてしまいます!
【しょうたろう君】にはそんなお金がなかったのです…
どうする【しょうたろう君】!?
彼は事業を始める際のイニシャルコスト(初期費用)を考えていなかったのです。
材料を手に入れろ!
そんな時【かつのりさん】に相談してみました。
【かつのりさん】は「うちの工場に古くなって使ってない機械があるから、渡してもいいか相談してみるよ」と答えてくれたのです。
こうして【かつのりさん】の手助けによって何とか機械を手に入れてタンポポ工場を作った【しょうたろう君】ですが、「お刺身タンポポ」を作るには「お刺身」「タンポポ」を手に入れる(場合によってはツマも)必要があります。
(工場が処分費用を払いたくないので【しょうたろう君】に無料で譲りました。)
勤めていた工場のお刺身、タンポポの仕入先を知っていた【しょうたろう君】は仕入先に早速問い合わせをしてみました。
仕入先に聞いた、お刺身、タンポポの値段は工場時代より「30%」も高かったのです!
仕入先としては長年取引で信頼があり一定以上の仕入れを行ってくれて、なおかつ大量発注してくれる大規模工場と少量取引でいつ潰れるかわからない個人の小さな工場と同じ金額には出来ません。
【しょうたろう君】は原価が高くなってしまった材料を仕入れるか、それとも新たな仕入先をこれから探すのか…彼は工場が稼働するまでは無収入です。
彼は仕入先からの工場時代と同じ値段で仕入れが出来ると思っていましたが、独立して会社の看板を失い、個人としての取引なので信用が0から始まることを考えていませんでした。
顧客を捕まえろ!
仕入先が見つからないことを【かつのりさん】に相談してみました。
【かつのりさん】は「タンポポとお刺身の取扱量が少ないからって、うちで使ってない仕入先あるから教えてあげるよ」
こうして何とか仕入先を確保した【しょうたろう君】ですが、今度は顧客が居ないといくら「お刺身タンポポ」を作ったところで売上が立ちません。
とりあえず、工場時代に納品していた顧客に「お刺身タンポポ」を売り込みに行くことにしました。
当然結果はダメでした。
既に工場が「お刺身タンポポ」を納品しているので十分数が確保されているのです。
【しょうたろう君】は色んなスーパーなどに「お刺身タンポポ」を売り込みに行きましたが、「独立したばっかの個人でやってるお刺身タンポポ」ということは信頼も実績もありません。
チラシや広報も頑張ってみましたが結果はやはり実りません。
彼は作ったら売れると顧客の確保を考えていなかったのです。
工場稼働!
また困り果てた【しょうたろう君】はまた【かつのりさん】に相談することにしたのです。
【かつのりさん】は「お刺身タンポポの仕入れ数が少なくて、うちが契約切ることになった顧客なら紹介できるよ」
こうして何とか、仕入先、顧客を捕まえた【しょうたろう君】!
これからやっと工場が稼働するのです!
実際、何とかお刺身、タンポポを仕入れ、顧客に売り、何とか売上を立てることが出来ました。
稼働し始めて動き始めて一ヶ月…顧客との契約で「毎日お刺身タンポポを納品すること」が必要だったのです。
【しょうたろう君】は1人で毎日働かないといけないのです。
また仕入先の「お刺身」「タンポポ」の支払い日が迫っているのですが、売り先からの入金は支払日のあとなのです…
【しょうたろう君】は手持ち資金がないのです…
彼はお金の流れ、キャッシュフローを考えてなかったのです。
1年が過ぎて…
【しょうたろう君】は流石にもう【かつのりさん】に頼らないと決心して、親に頭を下げてお金を何とかしたのでした。
【しょうたろう君】のお刺身タンポポ工場が稼働して1年経ちました。
ただ彼は毎日お刺身タンポポを作らなければいけません。
この1年全く休みがないのです。
人を雇いたいと求人を出したりもしましたが連絡の受付から面談等の細かな調整。
お刺身タンポポはお店が開く前に納品するので彼は深夜~早朝までが仕事時間で面談の対応も中々出来ないのです。
また月々の経理作業、各種税金業務など様々なことを行う必要があるので、お刺身タンポポの仕事だけに集中することも出来ないのです。
営業活動が出来ないので新たな取引先の拡大などもままなりません。
予想以上に仕入れ額が高かったりで儲けもあまり出ていません。
彼は確かにお刺身タンポポを作るスピードは早かったのですが、他の作業もあるのでお刺身タンポポを作れる数が多くなく、納品数を増やすこともままならないのです。
彼は「稼げればいい」と考えてあまり考えずにお刺身タンポポをやり始めたので、事業計画が全く無く、現状維持の状態になってしまったのです。
そんな時に久しぶりに【かつのりさん】が会いに来てくれたのです。
「連絡なくて心配してたんだ。人を雇う余裕もなく1年間頑張ってたようだけど限界だと思う。うちの社員に戻るか?それともこのままお刺身タンポポをやっていくのか?」
【しょうたろう君】は答えました…
まとめ
最後に【しょうたろう君】が何と答えたかは皆さんのご想像にお任せいたします。
今回のお話はネット見た話や、自分が見聞きした話をまとめた形にしました。
実際に何も考えずに起業すると冗談抜きでこんな感じになるようです。
【しょうたろう君】に【かつのりさん】が居て色々助けてもらったように縁によって救われることもあります。
今回の【しょうたろう君】は安易に独立しましたが会社員のまま「事業計画を練る」や「工場・仕入先」の選定などは調べれば出来るはずです。
会社員の僕ですが、独立すること自体は否定しているわけではありません。
何も考えずに流されて独立するのはおすすめしません。
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