転職・就職でプログラミングスクールをおすすめしない理由

昨今プログラミングスクールを活用してプログラムを覚えて転職・就職をする方たちが居ます。

僕としてはプログラミングスクールをおすすめしない理由をまとめました。


プログラミングスクールの欠点

プログラミングスクールの欠点をいくつかあげます。


学習内容

基本的なことを習うようですが「プログラムの基本」であって設計やテストの手法や重要性を学んでいない傾向のようです。

フレームワークを使っての勉強をしているようなので基本的にフレームワークが担っている動作の勉強が抜けていると思われます。

フレームワークが自動で行っているWebセキュリティの基本的なことを聞いてもわからないことが多いです…


学歴にならない

学校法人などではないので学歴になりません。

学歴にならないので履歴書にも書くことは出来ません。

なので、書類選考がある場合は有利に働くことはありません。


転職・就職のためにならない

転職・就職のためにプログラミングスクールに行くという方が居ますが、先にも述べたとおりに学歴にもならず、資格の取得にもなりません。

※転職・就職支援してくれるスクールもあるようです。

転職のために勉強している人は今までのキャリアを捨てて別業種に転職するため、以前の年収を維持出来るとは思わない方がいいです。


仕事レベルではない

プログラムを3ヶ月みっちりやったところで仕事をちゃんと出来るようなレベルになるはずがありません。

いきなりフリーランスで月100万貰えるようなことは絶対にありません。

プログラミングスクールで勉強したのはあくまで「プログラムの基本」のため「ITエンジニアとしての仕事」を教わっている訳ではありません。


プログラミングスクール以外の方法は?

プログラミングスクール以外の方法はいくつかあります。


資格取得

ITパスポート、基本情報などの資格を取得しましょう。

こちらは資格として履歴書にも記載が可能なため有利に働きます。


コミュニティに入る

プログラミングスクールと比較して格安のオンラインコミュニティなどが入ることをおすすめします。

オンラインなので自宅で学習も出来ますし、わからないことがあったら質問も可能です。

※自己学習しない方にはおすすめしません。


ポートフォリオ・ブログなどの作成

ポートフォリオやブログの作成を行ってください。

実際の成果物があると有利になります。

※成果物が未熟だと評価が下がる可能性もありますので出来るだけいいものを作ってください。


本の購入

本を購入して1から勉強してください。

色んな本を購入するのではなく、一冊をじっくりやった方がいいと思います。

※本は必ず積まないで読んでください。あんまりためにならない本もあるので注意してください。


転職・就職までの道

転職・就職までの道のり


プログラミングスクール

  • スクールで学習

    スクールの足りないところを埋める 本 or Web

  • スクール終了前後にポートフォリオ等の成果物を作成

    (途中からだと未熟な面があるので作り直すことがあります)

  • 転職・就職活動

    ポートフォリオ等の成果物を完成させ公開する

成果物については随時更新して完成度を高めておいた方がいいでしょう。


資格

  • 資格取得のためのスクール or 独学

  • 資格取得

  • 転職・就職活動

    プログラミングの勉強

取得する資格によりますが、あまり簡単な資格では転職・就職では有利になりにくいので気をつけてください。

また資格取得には申し込みや合否発表などで期間が空くので、すぐに転職・就職したいという方には向きません。

実際のプログラムが全く書けない可能性が高いので、資格取得後にプログラミングの勉強を行って補填した方が良いかと思います。


独学

  • 本 or Web or コミュニティ

  • ポートフォリオや成果物の作成

  • 転職・就職活動

スクールと同様に成果物については随時更新して完成度を高めておいた方がいいでしょう。


まとめ

プログラミングスクールが全て悪い訳ではありません。

ちゃんと教えてくれて、年収も待遇も良い企業に転職・就職も支援してくれるプログラミングスクールもあるかもしれません。


プログラミングスクールでの学習はあくまでスタート地点になります。

なのでスクールでの学習終了後に何をやっていたかを聞かれても大丈夫なように、転職・就職の際に有利になるようにさらなる自己研鑽が必要です。


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